会議:令和4年2月 予算委員会 / 役職:委員(公明党さいたま市議会議員団) / 出典:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/saitama/SpMinuteView.html?council_id=901&schedule_id=7&minute_id=271&is_search=true
※令和4年度予算委員会における教育委員会所管分野の会派別質疑。
令和4年2月24日 予算委員会(照喜納弘志委員 質疑)
学校教育推進事業について(問題解決型学習「さいたまエンジン」の導入目的と教員育成)
◆照喜納弘志委員 公明党の照喜納でございます。
私のほうから、まず543ページ、学校教育推進事業についてお伺いさせていただきたいと思います。
今回新規事業として問題解決型学習さいたまエンジンというものが入っておりますけれども、そもそもさいたまエンジンとは何なのかということをちょっとお伺いさせていただきたいと思います。導入の目的、期待される成果、進め方、また実際に教員が進めていくことになると思いますけれども、実際その教員に求められる資質、またその教員の育成方針だとか、またここにも問題解決型学習とありますけれども、何か特定の問題解決をしていくための手法みたいなものはあるのかどうか、また、教員への通知を今後どのように行っていくのか、お伺いさせていただきたいと思います。
○小川寿士委員長 指導1課長
◎指導1課長 随時お答えさせていただきます。
まず、内容ですけれども、これまで本市ではミラクルふれあい先生の事業などのいろいろなキャリア教育をやっておりましたが、どうしても有名な人の話を聞くというようなところで、受け身的なものになりがちだという傾向がございました。これからの予想困難な未来社会を生きる子供たちには、チャレンジ精神ですとか、創造性や探究心などの起業家精神、それからそれを支えるコミュニケーション、情報を収集して分析して判断して実行する、こういうような資質能力が大変必要になってくるというふうに考えております。
そこで、キャリア教育の中で、これらの力を育成するために探究的な学びとして、さいたまエンジンというものを考えてございます。
具体的な中身ですけれども、中学2年生が協力企業さん、それからさいたま市の地域、強みや資源を探求いたしまして、それぞれの強み、資源、リソース、そういうものを掛け合わせて新しいイノベーション企画を立てて、それを企業に提案するというような学びでございます。
そして、問題解決の手法でございますけれども、一般的に問題解決型の学びというのは、1つ目が問いを立てます。そして2つ目がそれに対して情報を収集します。そして3つ目がそれを整理、分析して、議論しながら課題を解決します。そして最後に、4番目に表現して振り返るというような活動になっておりますが、まさにさいたまエンジンというのは地元の企業を訪れたり、地元の企業の説明を聞いて、まず生徒が自分なりの問いを立てます。そして、企業の特徴や強みなどのリソースについて考えたり、それから自分が住んでいるさいたま市のフィールドワークなどを行いまして、ビジネスに使えそうなものを見いだしたりする、これが情報収集の部分に当たります。そして生徒はそれらを基にグループで話し合って、企業と地域のリソースを掛け合わせてどのようなイノベーション企画ができるかなというふうに考えます。これが整理、分析、議論しながらの課題解決でございます。そして最後に、自分たちの立てた企画を企業へ提案します。この部分が表現する。そして企業の皆様から評価を受けるようなことで表現し、振り返るというような活動になっておりまして、このような探究的な流れになっております。
続いて、教員の育成、もしくは教員への指導等についてでございます。
こちらにつきましては、今まで教員というのは、子供たちに対して教えなければならないというようなマインドが、もちろん重要なんですけれども、こういうところが強かったという面もあるかと思います。このような学習をしていくに当たりましては、教員というのは子供たちの活動や学びに対して助言や支援するというファシリテーターとしての役割、それから一層子供と一緒に学んでいくというようなマインドが必要になってくるというふうに考えております。
この後、校長会とか、キャリア教育の研究会等の部分で、このような学びについて周知し、もしくは教員に研修を行っていく予定でございます。
加えまして、このような探究型の学びというのは、来年4月からSTEAMS TIMEというのが導入され、まさにこれが子供たちの探究的な学びを進めていく核となる、実践となるものでございますので、こういうSTEAMS TIMEの実践等も含めながら教員に探究的な学びの重要さ、それから探究的な学びの行い方等を身につけていってほしいというふうに考えております。
○小川寿士委員長 答弁は適切、簡明にお願いいたします。
◆照喜納弘志委員 丁寧な御答弁ありがとうございます。
非常にいい取組だとは思いますが、これは来年度から一斉に全校で中学2年生を対象に行うようになるんでしょうか。
◎指導1課長 お答えいたします。
来年度は、当面3校を予定してございます。
◆照喜納弘志委員 その3校の名前を教えていただいていいですか。
◎指導1課長 今のところの予定でございますけれども、岸中学校、それから大宮国際中等教育学校、市立浦和中学校を予定してございます。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
その3校を一応モデル校として始めた上で、その後、全校に展開していくということでよろしいでしょうか。
◎指導1課長 お答えいたします。
まずは3校で実施していきまして、また協力していただける企業のほうにもつながらなければいけないということがございますので、令和5年度以降は、さらに多くの学校を見込んでおります。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
どうか丁寧に進めていただいて、特に教員への負担も大きくなるかと思いますし、また教員の方も先ほどおっしゃっていただいたとおり、そのマインドを変えていかなければいけないとございました。教員の負担がないように、また教員がやりたいと思えるようにどうかしっかりコミュニケーションを取っていただきたいと思います。
生徒海外交流事業について(派遣制度の選抜方法とコロナ禍での代替手段)
続きまして、544ページ、生徒海外交流事業につきまして質疑させていただきたいと思います。
早い時期に海外を経験することは、非常にいいことだと思っております。この事業は、積極的に進めていただきたいんですが、派遣制度の選抜方法についてまずお伺いさせていただきたいと思います。
◎指導1課長 お答えいたします。
選抜方法ですが、これは各中学校で校長を中心として選考委員会というものを立ち上げます。その中で生徒の書類審査とか、面接等によって決まっていきます。
選考の基準ですけれども、10日間の海外生活に耐え得ること、応募の動機が明確であること、保護者が海外派遣に同意していること、それから英語による研修に積極的に参加意欲があること、このようなことを勘案しながら各学校で選考しております。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
英語の成績だけで選抜しているわけではなくて、それぞれ子供の特性とか、保護者の同意とかも検討しているということで理解いたしました。
また、コロナ禍で昨年度はたしか実施、派遣できなかったかなと思いますけれども、もし来年度もその時期にコロナが広がるということがあった場合に、代替手段をどのように考えておりますでしょうか。
◎指導1課長 お答えいたします。
コロナウイルスの感染等がもし広がってしまって、どうしてもできないような状況ができた場合は、ハミルトン市とオンラインによって結びまして様々な交流をするというような計画を考えております。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
選抜していただいた子供たちが学びをしっかりできるように、また代替手段についても考えていただければと思います。
教育相談推進事業について(不登校等児童生徒支援センターGrowthの出席扱いと周知方法)
続きまして、549ページ、教育相談推進事業で、不登校等児童生徒支援センターGrowthにつきましては、佐伯委員からも質疑ありましたので、その内容についてお伺いしますが、2点ほど確認したいことがございます。一つは、佐伯委員からもありましたが、出席扱いについてですけれども、このGrowthを利用する前に、コロナで欠席している児童生徒もこのGrowthの対象になるという先ほど答弁がございましたけれども、現在そういった子供は例えば出席停止扱いになっているかと思うんですけれども、そういった子供がGrowthに参加したときには、出席扱いということになるのかどうか、まず1点確認させてください。
○小川寿士委員長 総合教育相談室長
◎総合教育相談室長 お答えいたします。
今コロナ禍において、欠席をしていて、学校でのオンライン授業を受けている場合には、出席停止の上で、備考等でオンライン授業を受講している旨が書かれている形になっていると思いますので、原則的にはそちらと同様に、来年度もコロナで欠席をしているお子さんについては、Growthについて授業を受けていただくことは可能でございますが、出席の扱いについては、今年度と同等と考えております。
◆照喜納弘志委員 分かりました。
そこ全体的に変わらなければ変わらない話なのかなと思いますので、了解いたしました。
また、先ほどもさいたまエンジンのところでも教員とのコミュニケーションが大事であるというお話をさせていただきましたけれども、これ新しい授業を行うときには、特に教員、または保護者の皆様方とのコミュニケーションというのは非常に大事だと思います。また、不安がらないように、うちの子供は今後どうしていったらいいのかとか、また今不登校の子供の面倒を見ているというか、そういう教員の皆様が今後どうしていったらいいのか、不安に感じるかと思うんですが、保護者また教員への通知、連絡方法についてお伺いさせていただきたいと思います。
◎総合教育相談室長 お答えいたします。
不登校等の支援センターGrowthについての周知でございますが、まず3月に不登校について考えるシンポジウムを開催いたしますので、そこの開催の場で周知したいと思っております。こちらはホームページ等、オンライン上でも申込みができるようにしたいと思いますので、そこで参加していただいて、保護者の方等々への周知の機会とまずしたいと思っております。
また、学校への説明につきましても、3月の校長会等で行った上、来年度学校に案内のリーフレット等を配布するなどして、さらなる周知に努めてまいりたいと思っております。
◆照喜納弘志委員 丁寧な周知をよろしくお願いしたいと思います。
教育情報ネットワーク推進事業について(1人1台端末の破損時対応・大型提示装置プロジェクターへの更新)
続きまして、551ページ、教育情報ネットワーク推進事業についてお伺いさせていただきたいと思います。
まず、1人1台端末が配布されるようになりまして、これからも持ち帰りとか始まってくるかと思うんですが、そこで端末が壊れたときの対応、またその保証についてお伺いさせていただきたいと思います。
○小川寿士委員長 教育研究所長
◎教育研究所長 お答えいたします。
端末が破損した場合は、今年度は重大な過失、故意による破損を除き、御家庭への負担とせず、市のほうで対応させていただいております。この方針は来年度も同様としたいと思っております。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
故意の破損を除くとございますが、故意か故意でないかの判断はどこでなされますでしょうか。
◎教育研究所長 ケースが一つ一つばらばらかと思いますので、それぞれ事情のほうをしっかりと聞き取りまして、教育研究所のほうで判断をしていきたいと考えております。
◆照喜納弘志委員 分かりました。
これは非常に難しい判断を伴うと思います。今、端末を誰が使ったかが分からない状態になっておりますので、例えば持ち帰りとか始まってきますといろいろな子供がそれぞれの端末を使うようになります。そうしますと、誰が使ったか分からなくて、壊れていても原因をまた追求できないようにもなっていくと思いますので、例えば誰がどの端末を使うかも固定して、これは僕の端末だと、私の端末だといって、児童生徒の側にもそうした上で責任が持てるようになってくるのかなと思うんですが、そういった対応についてどうお考えでしょうか。
◎教育研究所長 お答えいたします。
端末の破損などがあった場合には、学校が生徒に決まった端末を割り当てているかどうかにかかわらず、修繕のほうの対応を市でしていきたいと考えております。
一方で、児童生徒には、端末は精密機械で非常に高価なものであるため、大切に扱うように指導する。それと学校には管理の徹底の指示し、破損等の情報をしっかりと把握できるように体制を整えてまいりたいと考えております。
◆照喜納弘志委員 よく分かります。子供たちにも大切であると、幾ら言ってもどうしても雑に扱ったりとかあると思いますので、使う端末を固定していくということは、どうかまた御検討いただければと思います。
大型提示装置プロジェクターについてお伺いさせていただきます。
今後小学校の普通教室に設置されると伺っておりますけれども、今年度全小学校に設置されるのか、また数年かけて今後設置していくのか、またプロジェクターが設置されることで、現在各教室に配置されている、モニターとして使っているテレビが不要になってくるのかと思うんですけれども、その扱いについてお伺いしたいと思います。
◎教育研究所長 お答えいたします。
プロジェクターでございますが、令和4年度は小学校、それから特別支援学校の普通教室のほうに整備をしてまいりたいと考えております。現在各学校で活用していただいております大型テレビでございますが、平成21年に購入したもので、補修用の部品等もなく、修理が行えない状況でございます。したがいまして、今後もし修繕が必要となった場合には、修理や買い替え等、こちらのほうは考えておりません。現在まだ使用可能なものにつきましては、各学校において特別教室等での活用を考えております。
◆照喜納弘志委員 現在置かれているテレビの修繕は行わないという方向なんですね。そうしましたら、かなり無駄なものも出てくるのかなと思うんですけれども、活用とかまた含めて今後御検討いただきたいと思います。
小学校空調整備事業について(空調機フィルター清掃・保守点検の頻度と空調機リフレッシュ事業のPFI方式検討)
続きまして、小学校空調整備事業、556ページをお伺いさせていただきたいと思います。
空調機のフィルター清掃、保守点検で、コロナ禍で換気の必要がそれぞれあったために窓を開けたまま空調がつけられているケースもあったかと思います。夏は特に暑い中、窓を開けたまま空調をつけているという状況もあったかと思うんですが、当然空調の効きも悪くなりますし、外のほこりも吸いますので、フィルターがやはり早めに悪くなってしまう、詰まってしまうというか、早めの清掃が必要になるかと思いますが、コロナ禍で空調の保守点検の頻度は変化があったのかどうかお伺いしたいと思います。
○小川寿士委員長 学校施設課長
◎学校施設課長 お答えします。
まず、普通教室の空調機のフィルター清掃につきましては、こちら毎年夏と冬の年2回やっておりまして、こちらにつきましては新年度になりましても変わらず2回という形になっております。
次に、保守点検につきましては、ファン排出抑制法に基づきまして、法定点検を実施しておりまして、こちらの法定点検につきましては点検に関わるような法改正等もございませんので、従来どおりの点検を来年度も引き続きやっていく予定となっております。
◆照喜納弘志委員 夏冬の2回というふうに、これまでと変わらずということなんですけれども、夏に空調が壊れているという話をよく聞きます。よくよく聞いてみると窓を開けているためで、問題はフィルターが詰まっているということで、効きが悪いというのでという話を伺いますので、今後そういったときに対応できるようにも一旦御検討いただければと思います。
空調機リフレッシュ事業について次お伺いしたいんですが、空調機リフレッシュ事業は、小学校の体育館への空調機設置に向けてだと思いますが、今回PFIの検討をされるということですけれども、そのほか当然直営方式、またリース方式等もあるかと思いますが、その比較検討というのをされる予定はないんでしょうか。
◎学校施設課長 お答えします。
正規仕様の検討につきましては令和元年度に既に実施しておりまして、さいたま市立小中学校の空調機整備器具策定支援業務という中で直接施行方式、リース方式、PFI方式においての場合の概算事業費やスケジュール、財産負担の平準化等の検討を行っております。その結果の中で、PFI方式のほうが最も有利ということで、今回PFIの導入可能性調査を実施する予定となっております。
◆照喜納弘志委員 分かりました。
既に直営、リースも含めて検討されているということで了解いたしました。
地区公民館管理運営事業について(公民館Wi-Fiの利用方法と災害時の活用)
続きまして567ページを最後にいたします。
地区公民館管理運営事業で、公民館Wi-Fiについてお伺いさせていただきたいと思います。
先ほども質疑ありましたけれども、この公民館Wi-Fiの利用につきまして、これフリーで誰でも使えるものなのか、また利用手続、利用申込みをして使えるようになるのか、まずお伺いしたいと思います。
○小川寿士委員長 生涯学習総合センター副館長
◎生涯学習総合センター副館長 お答えいたします。
公民館の利用者がメールアドレスなどにより個人認証を行うことによりまして、どなたでも御利用いただくことができます。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
セキュリティー的にも個人認証はする必要があるかなと思いますけれども、ただ災害時に公民館へ避難された方が、情報収集のためにWi-Fiというのは非常に有効な情報収集手段と思いますけれども、災害時には誰でも使える災害モードに切り替えるとか、そういったようなことはされますでしょうか。
◎生涯学習総合センター副館長 災害時の際にも電気が通っているということが前提にはなりますが、避難した方が個人認証を行うことで、Wi-Fiを御利用いただくことは可能でございます。ただ、情報の集中によりまして、いわゆるふくそうという状態が発生した場合には、災害の場合には各通信キャリアのほうで、無料でWi-Fiを一斉開放する、00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)という仕組みがございまして、この活用も有用と考えております。
◆照喜納弘志委員 そうしましたら、公民館の無料Wi-Fiではなくて、00000JAPANを使って、避難者の方がWi-Fiで情報収集できるようになるということでよろしいでしょうか。
◎生涯学習総合センター副館長 さようでございます。

