会議:令和8年  2月 予算委員会 / 役職:委員(予算委員会) / 出典:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/saitama/SpMinuteView.html?council_id=1077&schedule_id=10&minute_id=195&is_search=true

令和8年3月2日 予算委員会(照喜納弘志委員 質疑)

精神保健福祉事業について(医療保護入院者等訪問支援員派遣事業)

◆照喜納弘志委員 公明党の照喜納でございます。

私からは、まず122ページの上段になります。

精神保健福祉事業、保健衛生総務課の事業で、先ほど添野委員からも少しお話ございましたが、この中で保健福祉事業の中で傾聴や相談を行う訪問支援員派遣事業は新しく令和8年度から行うということで、先ほど添野委員からは他所管との連携について質疑がございましたが、私からは、その前提として、これはどういった事業で、またどういった方が対象になって、その把握をどうするか。また、対象者を把握した後、訪問への流れ、また想定される対象者数と訪問数、また患者の費用負担についてお聞かせください。

◎保健衛生総務課長 お答えいたします。

まず、事業の目的についてお答えさせていただきます。本事業は、市長同意による医療保護入院者等、外部との面会交流の機会が少ない患者さんに対しまして、孤独感の軽減及び自尊心の低下の解消を目的に実施するものでございます。具体な事業の内容でございますが、市長同意による医療保護入院者等を対象に、市が選任いたしました訪問支援員が対象者からの希望に応じて精神科病院を訪問し、入院者の話を傾聴するとともに、入院中の生活に関する一般的な相談や必要な情報提供、こういったものを行うものでございます。

続きまして、対象者の把握でございますが、こちらは先ほども申し上げました、さいたま市長同意による医療保護入院者を対象とするといったものでございます。

◆照喜納弘志委員 なかなか身寄りがいなかったりして孤独を感じている、そういう精神疾患の患者に対しての傾聴事業であるというふうに理解させていただきました。

患者からの要望に応じて傾聴、訪問する事業でございますが、これはプッシュ型というか、この方は非常に今大変な状況の中で入院されてという、こちらからこの方に訪問するというプッシュ型のサービスというか、そういうことは想定はされていないでしょうか。

◎保健衛生総務課長 お答えいたします。

先ほど御答弁申し上げましたように、対象者からの希望により実施するものでございます。

◆照喜納弘志委員 分かりました。今後、ますますそういったような方がまた増えてくるかなと思いますので、どうか丁寧な事業の実施をよろしくお願いしたいと思います。

精神保健福祉事業について(こころの健康センター:精神障害者を支える地域包括ケアシステム=にも包括の構築)

◆照喜納弘志委員 続きまして、122ページのその下になります。

同じく精神保健福祉事業のこころの健康センターのところです。そこの精神障害者を支える地域包括ケアシステムの構築についてお伺いしたいと思います。ここも先ほど同じく添野委員からも質疑ございましたが、令和6年度に10区に展開、体制整備がされました。その後、1年、2年たちますけれども、2年間この10区の体制でやってきて課題がございますでしょうか。また、これも同じく対象者がどれぐらいいて--支援を行ってきた方の人数ですね。それから、あと、この精神障害者様、いわゆるにも包括、精神障害者の精神障害者版の包括ケアシステム、にも包括であると理解をしておりますが、この支援のゴール、支援を始めてからどこまでをこの支援のゴールとするのかお聞かせいただければと思います。

◎こころの健康センター所長 お答えいたします。

まず、本事業につきましては、先ほどお答えもさせていただいたとおり、令和7年度12月末時点での対象者は20名となっております。

あと、本事業の課題というところで御指摘をいただいたところですが、本事業の課題として捉えているところといたしますと、現在、本事業の実施体制のさらなる強化を図るということを課題と捉えておりまして、御協力いただける地域の支援機関を増やす取組というものを進めております。そこで、令和7年度につきましては、市内の精神科病院1機関と訪問看護ステーション1機関に新たにこの事業に協力していただくということで加わっていただいたところでございまして、令和7年度につきましても引き続き実施体制の強化に取り組みながら、本事業による支援を必要とする方に必要な支援を届けてまいりたいと考えております。

あと、支援のゴールということでございますが、本事業の対象者には訪問自体に拒絶感が強い方が多くありまして、御本人の意向を踏まえて慎重に支援を行っておりまして、支援期間が1回や2回訪問で終わりということではなくて、年単位にわたる方も多くなっている状況にございます。そのため、なかなかその成果ですとかゴールというのがすぐには表れにくい、見えにくい事業とはなってございますが、この事業で訪問支援を重ねた結果、御本人の精神症状の安定につながった方ですとか、また訪問看護の利用につながった方、また老人ホームの入所につながった方、そういった事例などがございます。なかなかそのゴールというのが個々の状況によって変わってくるところはどうしてもございますが、今後もその対象とする方が住み慣れた地域で安定した生活を送ることができるように、引き続き訪問支援を実施してまいりたいと考えております。

◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。

連携体制の強化は喫緊の課題というか、大変必要なことであろうかと思いますけれども、例えば就労支援につないでいくとか、そういったような連携については今なされていらっしゃいますでしょうか。

◎こころの健康センター所長 お答えいたします。

ただいま就労支援というお話をいただいたところでございますが、こころの健康センターでは、この精神障害者訪問支援事業のほかにも様々な精神保健福祉に関する相談というものをお受けしておりまして、例えばそのほかにもひきこもりに関する相談ですとか、そういったものもひきこもり対策事業ということで行っているところでございまして、就労支援の御希望のある方から御相談いただいた場合には、やはり個々の事情にはよりますけれども、そういった関係機関と常日頃連携をしながら取り組んでおりますので、そういった取組ももちろん行っているところでございます。

◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。

精神障害者の方が地域移行をしっかり進めていくためにも、就労支援は大切かなと思います。また、懸念されるのは、精神障害者の方が身体の不調というか、それを訴えることが非常に多いかと思いますが、そういった合併症や感染症に備えた連携というのはございますでしょうか。

◎こころの健康センター所長 お答えいたします。

ただいま身体化というところでございますが、これにつきましても、先ほどの繰り返しになってしまうところがございますが、こころの健康センターでは、やはり当センターだけではなかなかその解決ができる、対応ができるという事案ばかりではございませんで、各分野の関係機関の方々と連携をさせていただいているところでございます。そういった中で、いわゆる一般科の医療機関とも連携というか、やり取りをさせていただくことは多くございますので、やはりその方の御相談いただく内容に応じて、どういう支援を求められているかというところで関係機関と連携しながら取り組んでいるところでございます。

◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。

いわゆる一般医療機関との連携、ネットワークとして神奈川のモデルが参考になるかなと思います。どうか、このいわゆるにも包括は大変重要な、これも重要だと思いますので、精神障害者の皆様を地域でしっかりと支えて、地域移行がまた進むようにお願いしたいと思います。

保健科学検査事業について(科学を体験するサイエンスラボ)

◆照喜納弘志委員 それでは、続きまして、131ページの下段です。

保健科学検査事業で、科学を体験するサイエンスラボ、これは非常に面白いなと思いまして、ホームページとかを見ますと、地域の子供たちとか大人も含めていろいろなサイエンスの体験ができるという、DNAを分離したりとか、そういったような僕も参加してみたいなと思う、そういう楽しそうな事業でございますが、今年度この企画・人材育成の推進のところの予算が、昨年は316万9,000円あったのが今年度186万7,000円と減っておりますけれども、この予算の減額について理由をお聞かせください。

◎保健科学課長 科学を体験サイエンスラボにつきまして、センターの全体の予算の中では令和7年度が28万9,000円となっておりまして、令和8年度予算としては27万4,000円を計上しているところでございます。若干減っているところでございます。

◆照喜納弘志委員 分かりました。

この人材育成の推進の中では大きく減額になっておりましたので、このサイエンスラボのほうが減額されたのかなと思ったので聞かせていただきました。これは先ほども申し上げたとおり、子供たちにとっても非常に夢のある事業だなと思っておりますが、今後、拡大をしていくべきかなと私は思っておりますが、次年度に向けて対象者含めて拡大していくための取組についてお伺いしたいと思います。

◎保健科学課長 科学を体験サイエンスラボにつきましては、今年度は従来と同様の定員を設けた教室のほかに、新たな取組として定員を設けず自由に参加できるようにしました公開検査体験デーというものを設けまして、より多くの方230名に今年度御参加いただいたところでございます。令和8年度につきましては、当センターの検査機能を確保、維持しながら、より多くの子供たちにも御参加いただけるよう、科学を体験サイエンスラボの充実を図ってまいりたいと考えております。

◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。

令和7年度は公開型の教室を設けて、より多くの方が参加していただくことができたということは、非常に歓迎すべきことだと思いますが、今後できれば訪問型というか、私も小学校の土曜チャレンジスクールとかやっておりますものですから、土チャレに出かけていくとか、検査事業に影響のない範囲でどうか今後も進めていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

福祉有償運送・高齢者等の移動支援事業について(グリーンスローモビリティー等他事業との連携)

◆照喜納弘志委員 では、続きまして、180ページの上段です。

生涯現役のまち推進事業で、これも先ほど堤委員からもございましたが、高齢者等の移動支援事業ですね。

その前に福祉有償運送についてまずお伺いしたいと思いますが、157ページ下段の地域福祉等推進事業の中の福祉有償運送について。この福祉有償運送、非常にこれも地域の足として非常に重要な事業だと思っておりますが、これについて、今、各事業所ごとにほぼボランティアのような形でやっていただいているかと思いますが、この事業の課題、また効率化を進めていく、運営を効率化していくための今後の方策というか、今考えていることがあれば教えてください。

◎福祉総務課長 お答えいたします。

福祉有償運送につきまして、現在市で行っているものにつきましては、県のほうに登録申請をする前段階で、地域の運営協議会でこちらの登録に関しての協議が整った、合意を持って登録をするということ、そちらの事務局を担っているというところになっております。

ですので、登録を希望する方、事業者の方々にしっかり手続を進められるようにと案内を行うということで、市のホームページ等ではしっかりと伝えさせていただいているところでございます。協議会の際に、事業者から福祉有償運送についてのヒアリングをする際に、どのようなことを課題と思われているかというようなお伺いするところがあります。そちらの際に、福祉有償運送というのが会員として登録された方しか利用できないという形になっておりまして、それでも新たに会員を受け入れるだけの余力がないというようなお話を伺っておりますので、そちらの事業者の拡大ということが課題になるかなと考えております。

◆照喜納弘志委員 こういった福祉有償運送、また先ほどちらっと申し上げました180ページ上段の高齢者等の移動支援事業、それぞれ違う事業ではございます。また、今、都市局で行っておりますグリーンスローモビリティーの実証実験も地域主体の共助による交通手段ということで今進められているところでございます。同じ葉の交通としてそれぞれがそれぞれに運営をしていくんじゃなくて、連携をしながら進めていくべきかなと思っております。

高齢者の移動支援事業についてお伺いしたいと思うんですが、そういう他事業との連携についてどのように考えているかお聞かせください。

◎高齢福祉課長 お答えいたします。

まず、当課で行っております高齢者等の移動支援事業につきましては、日常生活を送る上で必要な買物や通院等の外出時の移動が困難な高齢者を対象に、自家用車や社会福祉法人等の送迎車両等を活用して、比較的遠距離の移動で実施しております。対象としている方は、要介護ではない、65歳以上の方としてございます。一方、グリーンスローモビリティーにつきましては、最高速度が時速20キロメートル未満であり、通常の車両よりも小型の電動車で実施するもので、比較的近距離の移動、町なかの決まったルートを定時運行するもので、対象者の制限等はございません。

使用する車両や移動距離、利用対象者などで違いがございますが、地域の支え合いにより行う取組であるところは同じですので、こういった事業を地域の実情に応じて地域のほうで選択していただければよろしいのかなと考えております。

◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。

それぞれの事業はかなり共通する部分もあろうかと思いますので、地域の支え合い、また高齢者のラストワンマイルですね、足の確保のためにどうか事業の拡大と連携、そして効率的な運用について今後も進めていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。