会議:令和3年9月 決算特別委員会 / 役職:委員(公明党さいたま市議会議員団) / 出典:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/saitama/SpMinuteView.html?council_id=887&schedule_id=8&minute_id=145&is_search=true
令和3年10月4日 決算特別委員会(照喜納弘志委員 質疑)
都市環境改善推進事業について(スマートシティ・ライフサポート型MaaS)
◆照喜納弘志委員 公明党の照喜納でございます。では、私のほうから質疑させていただきます。
まずは行政報告書266ページ、都市環境改善推進事業でございます。
この中でスマートシティの推進についてとございます。複数の交通サービス等つなぎ合わせ、交通手段の最適化を図る新たなモビリティサービス等の導入とございますが、この新たなモビリティサービスというものがどういったものか、また、その導入に当たっての課題、スケジュール、行政の役割など、検討状況をお伺いできればと思います。
○稲川智美委員長 都市総務課長
◎都市総務課長 お答えいたします。
令和2年度につきましては、検討状況ですけれども、まず新たなモビリティの導入についてというところで、市内ではもともとシェアサイクルが一定程度普及しております。そういった状況踏まえまして、ラストワンマイルの充実を図るため、スクーターとか、超小型EVを加えたシェア型マルチモビリティの実証実験に向けた検討とか調整を行いまして、令和2年度末、令和3年3月に開始をしたところでございます。
また、その後のライフサポート型MaaSの構築に向けた展開として、シェア型マルチモビリティと鉄道やバスとの連携とか、商業事業者との連携等についての方向性とか、また課題とか、そういったところについて検討したところでございます。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
先ほど、ライフサポート型MaaSと出てまいりました。
さいたま市におきましては、2年前からMaaS協議会を立ち上げて、6市1町による広域的なこのMaaSの推進をしていくとされておりまして、非常に世界でも先進的なパブリックMaaS、P-MaaSを目指すという方向性が示されておりましたけれども、その方向性と、ここでおっしゃっているライフサポート型MaaSというのは、全く違う方向を向いているのか、もしくは、ライフサポート型MaaSを市内で、大宮周辺で立ち上げて、そこからこの6市1町に広げていくという、そういう考え方でよろしいんでしょうか。
◎都市総務課長 お答えいたします。
ライフサポート型MaaSの考え方としては、ほかの自治体では観光型MaaSといったことをやっているところもあるんですけれども、さいたま市としては、生活者の視点に立ったMaaSの推進をしてまいりたいというふうに考えております。
また、広域的なMaaSの関係は、やはりさいたま市の市民の方々の移動というのは、どうしても市内に限定されるものではないので、そういったところで広域的な利用者の利便性の向上を図るとか、そういったところを検討していくというふうに考えておりまして、別の方向を向いているというわけではなくて、あくまでやっぱり生活者の視点で考えていきたいと、そういうふうに考えてございます。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
生活者の視点に立ったMaaSということで、ちょっと理解をさせていただきました。
また、MaaSの導入を目指す場合、私は一番の課題は交通事業者との調整だと思っております。これまでに交通事業者との調整、交渉がどのようにされてきたのか。また、その内容というか、可能な範囲で検討状況をお伺いできればと思います。
◎都市総務課長 お答えをいたします。
事業者さんとの検討につきましては、公民学で設立しておりますスマートシティ推進コンソーシアムを中心に検討しているところなんですけれども、そういった会議にも交通事業者さんにオブザーバーとして御参加をいただいたり、またそういう会議の場だけではなくて、関係する事業を推進、検討していくときには、日常的にも打合せ等させていただいているところでございます。
また、既存の交通事業者との打合せの関係ですけれども、例えばシェアサイクルを中心となって取り組んでいただいているオープンストリートという会社のほうがJRと資本提携を結んだこともございまして、そういったところで何か仕組みを考えられないかとか、またバス事業者さんにつきましても、いろいろお話をさせていただいて、できるところから、やれるところから、いろいろ取り組んでいこうということで協議をしてございます。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
できるところからということでございますけれども、MaaSの効果というか、これを最大限やっぱり発揮していくためには、あらゆる交通事業者を巻き込んでいく取組が必要だというふうに思っております。特に、そういう交通事業者の理解が得られないで、さいたま市では導入しようと思ったけれども、できませんでしたという、そういう事態だけはやっぱり避けたいなというふうに思っておりますので、行政として交通事業者との調整役をしっかり果たしていただきたいと思います。どうかよろしくお願いします。
バス対策事業について(持続可能な地域公共交通)
◆照喜納弘志委員 では、続きまして、行政報告書269ページ、バス対策事業につきましてお伺いさせていただきたいと思います。
この中で、事業の目的に持続可能な地域公共交通となるよう検討しますとございますが、本市の考える持続可能な公共交通についてどのようにお考えか、お聞かせいただければと思います。
○稲川智美委員長 交通政策課長
◎交通政策課長 お答えをいたします。
本市は、南北方向に運行いたします鉄道路線を結ぶ形で、東西方向に多くの路線バスが運行してございます。市民の足として非常に重要な役割を担っております。
令和2年度の実績によりますと、コミュニティバスなどを含めたバス利用者のうち、民間路線バスの利用者が99%以上を占めております。
そうしたことから、コミュニティバスなどを導入する際、あるいは運行継続する際は、まずは既存の民間の路線バスの減便や撤退を招かないように取り組んでいるところでございます。
したがいまして、本市の考える持続可能な公共交通とは、路線バスとコミュニティバスなどが、相互が持続可能な交通体系を構築することとしております。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
特にコミュニティバスをやっぱり導入していくと、民間バスが減便をしないようにコミュニティバスの導入も、双方が持続できるような形で進めていきたいということでございますが、そういう交通空白地域、不便地域にコミュニティバスを導入をしていくということですけれども、そもそも交通事業者が利益を出せないから空白地域になっている、また民間バスも減便をしていくということであると思いますけれども、結局そこにコミュニティバスや乗合タクシーを導入していくということは、補助金を投入し続けて持続可能にしていっているのかなというふうに思うんですが、であれば、持続可能な公共交通というのは、補助金を投入して持続可能に形式上しているということであるというふうに思うんですけれども、それをやっぱり避けていくためには、両者が利益を出せるような、お互いに、先ほどのMaaSの議論にもなってくるんですけれども、コミュニティバスをもMaaSの中にしっかりと取り込んでいくという方向性ということが必要になってくると思いますけれども、そういう両者とも利益を出せるような仕組みについて検討しているのかどうか。また、していれば、今後どのように進めていきたいのか、お聞かせいただければと思います。
◎交通政策課長 お答えをいたします。
運賃収入だけでは運行経費を賄えないということはもう事実でございます。そうしたことから、先ほど浜口委員のときにもお伝えしておりますが、今年度からコミュニティバスのバス事業者を含めた意見交換会を開始してございます。その意見交換会を行いながら、今後は民間バス事業者からデータ提供を求めまして、人流データなどのデータ共有を図りながら、サブスクリプションや、あるいは先ほど都市総務課長のほうでお答え申し上げておりますライフサポート型MaaSについては、恐らく広告収入、直接いただけなかったとしましても、ポイントなどによって御利用者が増える可能性も考えておりますので、そういったものをしっかりと検討していきたいというふうに考えております。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
今、御答弁いただいたとおり、ライフサポート型MaaSで、またサブスクリプションだとか、そういったような仕組みをしっかり使いながら、料金収入、運賃収入以外のまた収入も考えていただきたいなと思います。
このMaaSを広げていくことによって、小売、観光、また不動産、金融など、他業種と連携も様々検討できるかと思います。そういった副次的な収入がしっかり得られて、本当に持続可能な地域公共交通を実現できるようにまたいただければと思います。どうかよろしくお願いします。
私のほうからは以上でございます。
交通安全施設整備事業について(歩道の横断勾配・ゾーン30速度抑制対策)
◆照喜納弘志委員 公明党の照喜納でございます。
では、私のほうからは行政報告書の321ページ、交通安全施設整備事業について質問させていただきたいと思います。
先ほど浜口委員からも質問ございましたところではありますが、まずはここにございます歩道等整備事業で、安心安全な歩行空間の確保とございます。歩行者が安心安全に通行するための歩道の条件について、まずお伺いさせていただきます。
○稲川智美委員長 道路環境課長
◎道路環境課長 お答えします。
安心安全な歩行空間の条件とは、歩行者が事故等に巻き込まれることがなく、安心して通行することができる空間と考えております。
◆照喜納弘志委員 それはそのとおり分かりますけれども、道路構造令によりますと、歩道の形式は、高齢者、視覚障害者、また車椅子利用者等を含む全ての歩行者にとって安全で円滑な移動が可能となる構造とすることが原則であると。様々な条件が付されておりますが、その中で歩道面の横断勾配は2%を標準として、透水性舗装等を行った場合1%以下とするとございます。この1%以上の勾配のあるような、そういう歩道がさいたま市内にあるのかどうか、もしくはある場合には、どのような対策を取られているかお聞かせいただければと思います。
◎道路環境課長 お答えいたします。
横断勾配が2%以上のところは現に存在いたします。そういったところに関しましては、通行する空間に関しての勾配を2%以下に抑え、その前後で調整するといいますか、車道との段差がある場合もございますので、そういった方策で改良していくことを考えております。
◆照喜納弘志委員 つまり車道とある程度の段差をつけて、歩道の通行空間の勾配をなくすということでよろしいですか。
◎道路環境課長 委員のおっしゃるとおりでございまして、歩道の通行する空間、おおよそ2メートルを2%以下にして、その両脇で調整するといいますか、また、民地側につきましても、側溝を改良するなどして、蓋の改良も含めまして歩きやすくすると、そういった改良を考えております。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
そういったような歩道がある場合には、速やかに対策を取っていただきたいと思うんですけれども、今認識をしている、そういったような、要は勾配のきつい歩道に対して、計画的に、今後、その勾配を解消していくという計画はあるんでしょうか。
◎道路環境課長 お答えいたします。
ただいま計画を持って改良に向けて動いているところといたしましては、一つは与野中央通りがございます。県道宗岡線、いわゆる区役所の南側の道路ですけれども、そこから赤山通りまでの間、こちらは横断勾配がきついところがございますので、そちらにつきましても改良を今検討しております。今後といたしましては、来年度詳細設計を行いまして、その後、令和5年度以降、工事をして改良してまいりたいと考えております。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
区役所から赤山通り、南側についてはいかがでしょうか、区役所から南側です。
◎道路環境課長 お答えいたします。
南側につきましては、傾斜が北側ほど、それほどきつくないというところから、今はちょっと現状を見させていただきたいと考えております。
◆照喜納弘志委員 よろしくお願いいたします。
では、また歩道の幅員が確保できないような狭い道路には歩道ではなく路側帯が設けられておりますけれども、先ほどもちょっと浜口委員からもゾーン30の整備についてお話がございましたが、そのゾーン30で、要は速度制限を守られていない車、やはり僕も見ていて、多くいます。道路がきれいに整備をされて、特に一方通行の道路などで対向車がいないし、また、きれいに整備されているがゆえに通りやすくて、余計にスピードが出やすくなっているような道路もございます。ゾーン30を設定したからといって、速度抑制がされるわけではなくて、先ほども物理的なものを置いて、ハンプとかですね、置いて速度規制をするとございましたが、そのほかに速度抑制対策について具体的にどのような対策を取られているかお伺いさせていただければと思います。
◎道路環境課長 お答えいたします。
ゾーン30整備事業におきまして実施している速度抑制対策につきましては、外側線を移設、あるいは新設して車道幅員を絞る対策というのがまずございます。物理的に幅員を狭くする狭窄の設置、また、路面標示、啓発看板の設置などを行っております。
速度抑制を実施するには、ハンプなどの物理的デバイスの設置が効果的となりますけれども、物理的デバイスの設置には、沿線住民の合意形成が必要になることから、実証実験などを実施して御理解、御協力を得られるよう、取組を進めておるところでございます。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
そういったような地域、多いと思いますので、どうかゾーン30を整備したからといって安心をしないでというか、さらなる速度抑制策を検討していただきたいと思います。
河川改修事業について(高沼用水路の水辺環境・夜間照明)
◆照喜納弘志委員 では、続きまして行政報告書の323ページ、河川改修事業につきましてお伺いさせていただきたいと思います。
高沼用水路の整備事業について、ようやく東べり、西べり、完了いたしました。市民が憩うことのできる水辺環境、ここで整えたということであると思いますけれども、この水辺環境について、地域住民とどのような協議が行われ、今の形となっているのか、まずお聞かせいただければと思います。
○稲川智美委員長 河川課長
◎河川課長 お答えいたします。
高沼用水路の整備につきましては、市民団体や、あと周辺自治会、沿線にお住まいの方々に御意見をいただきながら、市民会議によります高沼用水路整備基本計画策定会議で整備方針を定めたものでございます。
◆照喜納弘志委員 その策定会議の中で定められた整備方針の中で、例えば水辺を安全に通行していくために、夜間の照明とかも必要かなと思っているんですが、そういったようなお話は出ませんでしたでしょうか。
◎河川課長 お答えいたします。
照明施設等につきましても、その会議の中で議論がされております。その中で、照明施設、結果的には設置しないという方向になったんですけれども、理由としましては、やはり沿線にお住まいの方々、夜間時の話し声など、プライバシーへの配慮をしっかりしてほしいという御意見がございました。積極的に人を通すということではない、どうにか整備していただければということでございました。
◆照喜納弘志委員 ありがとうございます。
沿線にお住まいの方の御意見をまずは尊重しなきゃいけないとは思いますけれども、もし今後、それでもやはりここに必要であると。また、沿線の方々も承知をしているという話になれば、そういう照明の設置についても御検討いただけるかどうか、最後、お聞かせいただきたいと思います。
◎河川課長 お答えします。
今後の維持管理につきましては、今、委員お話のありました沿線にお住まいの方々に与える影響、その辺を配慮しながら適切な維持管理をしていきたいと考えております。

