会議:令和5年 9月 定例会 / 役職:保健福祉委員長 / 出典:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/saitama/SpMinuteView.html?council_id=965&schedule_id=8&minute_id=169&is_search=true
※保健福祉委員会の審査報告(委員長報告)と、委員長報告に対する質疑(佐藤征治郎議員からの質疑への答弁)。委員長としての発言だが、議案・請願審査の経過と結果という実質的内容を含むため抽出。質疑部分は、同時に行われた予算委員長・決算特別委員長への質疑応答部分は割愛し、保健福祉委員長(照喜納弘志)への質疑応答部分のみ抽出。
令和5年10月19日 定例会(照喜納弘志保健福祉委員長 保健福祉委員会審査報告・委員長報告に対する質疑)
議案第149号・第151号・第152号・第164号の審査報告(こども家庭庁関係条例整備/衛生関係事務手数料条例・旅館業法施行条例/いじめ問題再調査委員会条例/東楽園再整備事業工事請負契約)
◆照喜納弘志保健福祉委員長 保健福祉委員会の審査報告を申し上げます。
本委員会に付託されました議案6件及び請願5件につきまして、順次、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
まず、議案審査について申し上げます。
初めに、議案第149号「こども家庭庁設置法等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」、議案第151号「さいたま市衛生関係事務手数料条例及びさいたま市旅館業法施行条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第152号「さいたま市いじめ問題再調査委員会条例の制定について」、議案第164号「議決事項の一部変更について(さいたま市東楽園再整備事業建設(土木)工事請負契約)」の4件について、一括して申し上げます。
議案第149号では、こども家庭庁設置法の施行から条例改正までの支障の有無、議案第151号では、事業譲渡の詳細、法改正の根拠と経緯、議案第152号では、今まで設置してこなかった理由、常設で設置することの見解、第三者委員の選任、議案第164号では、掘削土の処理方法の変更理由などについて、それぞれ質疑応答の後、討論はなく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
議案第153号・第154号の審査報告(放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例・放課後児童クラブ条例の一部改正、可否両論の討論)
次に、議案第153号「さいたま市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第154号「さいたま市放課後児童クラブ条例の一部を改正する条例の制定について」、以上2件は、関連がありますので、一括審査いたしました。
本2件では、既存の民設放課後児童クラブへの影響、既存の学校内の放課後児童クラブの活動場所、モデル校の選定基準、検証期間、職員配置基準、検証項目、利用者1人当たりの面積基準などについて、それぞれ質疑応答の後、討論では、まず原案に反対の立場から、モデル校の学区は民間の事業者が建物を自前で用意して開所する予定であり、待機児童の解消が見込まれていた。支援員の配置について、支援が手薄になることが明らかである。過大規模校などへの導入が難しいことは明らかで、放課後の過ごし方、保育の内容に格差が生まれてしまう。拙速に進められる居場所事業は、課題、不安が山積し、関係者をはじめ、大混乱になっている。何より子供たちをお試し事業的なものに利用することはあってはならないことから、反対するとの討論。
同じく反対の立場から、現時点で計画に不明確な部分があり、不安が残る。今後、市全域に展開していくものと理解するが、モデル校の選定に疑義が生じる。検証するのであれば専用施設のない学校でも行うことが望ましく、その検証内容は現時点で具体性がなく、しっかりとした検証結果が得られるとは考えられない。子供の未来に大きな影響を与えかねない事業であるため、現時点の内容では反対するとの討論。
次に、賛成の立場から、さいたま市における放課後児童クラブの待機児童数は、令和4年5月時点で311人と、政令指定都市で最多となっている。子育て世代や働く女性の増加に伴う希望者が増加する一方で、利用ニーズに整備が追いついていない現状がある。本委員会での審査をしっかりと踏まえ、不測の事態が生じないよう進めていただきたいが、今回の改正は、放課後児童クラブの待機児童解消及び保護者の負担軽減に資するものとして、一定程度評価することから賛成するとの討論。
同じく賛成の立場から、待機児童の解消は喫緊の課題となっている。放課後児童クラブの半数以上が利用する子供の保護者がクラブ運営を担っており、保護者の負担は非常に大きく、これらの負担軽減、または運営スタイルの変更なども大きな課題となっている。新たな一体型事業は、身近な学校施設を活用し、保護者が安心して児童を預けることができ、大変有意義な事業と考える。本年2月定例会で市長は、他市の先進的な取組事例の調査を進め、取り組むと答弁した後、スピード感を持って検討し、課題解決に向け、来年度からモデル事業を実施し、検証を行うことを評価することから、賛成するとの討論。
同じく賛成の立場から、現在、放課後児童クラブを実施している事業者が参入参画する余地を検討し、行政計画等も含め、令和7年度以降の道筋を早急に示していただきたいが、保護者負担、待機児童対策として、スピード感を持ってこのモデル事業を実施していくという道筋については評価することから、賛成するとの討論。
同じく賛成の立場から、子供たちの安心安全を第一に置き、事業の全体像を早期に明確にし、ほかの事業者への影響の予測や対応、そして市民や議会への丁寧な説明を事前に行いながら、しっかりと検討していただき、計画性を持って丁寧に事業を遂行すべきであるが、待機児童や保護者負担の減少は市民の願いであり、放課後の教室活用は、さいたま市の未来を担う大切な事業と考えることから、賛成するとの討論の後、それぞれ採決の結果、いずれも起立多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
請願第22号・第23号・第25号・第29号の審査報告(健康保険証存続・マイナンバーカード一体化に関する請願、不採択)及び請願第26号の取下げ
続いて、請願審査について申し上げます。
初めに、請願第22号「現行健康保険証の存続を求める意見書を」、請願第23号「マイナンバーカードと保険証一本化によるトラブルを解消し、保険証存続を求める請願」、請願第25号「マイナンバーカードと健康保険証の強制的な一体化の撤回を国に求める意見書・請願」、請願第29号「保険証継続を求める意見書を国に求める請願」、以上4件は、関連がありますので、一括審査いたしました。
本4件では、執行部に対し、マイナンバーをめぐるトラブルの件数などについて参考意見を求める発言があり、討論では、まず不採択の立場から、マイナンバー制度及びマイナンバーカードについては、デジタル社会の推進に向けて、市民の利便性向上に寄与する限りにおいて一定の評価ができる。その反面、個人情報漏えいや不適正利用のリスクなど課題もあることは事実であり、今後の制度設計の見直しや制度運営の信頼性の向上が求められる。そうした意味からも、2024年度の健康保険証のマイナンバーカードへの移行については、一旦留保し、立ち止まって徹底的なシステム総点検を行う必要があるが、将来的な健康保険証の存続、廃止に関しては、今後の検証結果や制度設計の見直しを踏まえて改めて判断するべきと考えることから、本請願は不採択とすべきとの討論。
次に、採択の立場から、本市議会に4件もの同趣旨の請願が出されたことから見ても、今、多くの市民が健康保険証の廃止に不安な気持ちを抱いているのは明らかである。請願文にもあるように、マイナ保険証においてはトラブルが続出し、日を追うごとに混乱が拡大している。医療現場では、約6割のトラブルがあったとの調査報告が全国保険医団体連合会からあった。資格確認書の発行においては、そのコストと作業量は膨大で、さいたま市の事務量の負担が増えることも想像に難くない。膨大な予算と過重な業務負担を要する資格確認書の交付ではなく、現行の保険証を残すべきであることから、本請願は採択すべきとの討論の後、それぞれ採決の結果、いずれも起立少数にて不採択とすべきものと決しました。
次に、請願第26号「失語症者向け意思疎通支援事業に関する請願」ですが、9月19日付で請願者から取下げの申出があり、全員異議なく、取下げを了承することと決しました。
以上で、保健福祉委員会の審査報告を終わります。(拍手起こる)
委員長報告に対する質疑(佐藤征治郎議員:放課後児童クラブ事業における余裕教室不足時の対応・教育委員会との連携について)
(※同時に行われた予算委員長・決算特別委員長への質疑応答部分は割愛し、保健福祉委員長への質疑応答部分のみ抽出)
◆佐藤征治郎議員 佐藤征治郎です。保健福祉委員長、それから予算委員長、決算特別委員長について質疑をさせていただきます。
まず、保健福祉委員長ですが、議案第153号、第154号、放課後児童クラブについてでありますが、これについて、1点目は、この事業は空き教室とか特別教室、いわゆる余裕教室を利用するということですが、もしこれらの教室が足りなくなった場合の議論はあったんでしょうか。
もう一つは、学校の空き教室を利用するということは、学校の管理責任者はもちろん校長であるわけですが、当然教育委員会との関係が出てまいります。この事業について、子ども未来局、いわゆる市長部局と教育委員会の連携については議論されたのでしょうか。お聞かせください。
○江原大輔議長 保健福祉委員長 照喜納弘志議員
〔照喜納弘志議員登壇〕
◆照喜納弘志保健福祉委員長 佐藤征治郎議員の議案第153号、第154号について、余裕教室が足りなくなった場合、教育委員会との連携に関する答弁があったかどうかとの御質疑にお答えいたします。
質疑におきまして、委員から空き教室に関する懸念についての発言はございました。それに対しまして執行部からは、各学校の状況に応じていろいろなところと調整をしながら進めていきいとの答弁がありました。
○江原大輔議長 保健福祉委員長、照喜納議員に申し上げます。通告にもありますとおり、先ほどの質疑にもありましたが、佐藤議員は余裕教室が足りなくなった場合の質疑と、さらには教育委員会との連携というお話をされておりますが、答弁では教育委員会との連携の部分が漏れておりましたので、補充答弁をよろしくお願いいたします。
〔照喜納弘志議員登壇〕
◆照喜納弘志保健福祉委員長 大変失礼いたしました。
教育委員会との連携に関する答弁につきましては、先ほども申し上げましたとおり、明確に教育委員会というふうに委員会の中で答弁があったわけではございませんが、学校の状況に応じていろいろなところと調整しながら進めていきたいという答弁でございました。
○江原大輔議長 佐藤征治郎議員
◆佐藤征治郎議員 ありがとうございました。
保健福祉委員長に伺いたいのは、私、教育委員会との連携がどうなっているのかと聞いたのは、やはりこの運営については、例えば教育委員会は市長部局の要求に対して協力しなければならないとか、あるいは教育委員会は協力を断れるとか、例えばそういうふうな基本的な話ぐらいしておかないと、私がさっき質疑で言ったようなことが心配されるんですが、そういうふうな議論は全くなかったんでしょうか。
○江原大輔議長 保健福祉委員長 照喜納弘志議員
◆照喜納弘志保健福祉委員長 再質疑にお答えいたします。
委員会の中では、そうした答弁ではございませんでした。いろいろなところとの連携というのは、教育委員会も含まれていると理解しております。本会議の中での質疑の中では、教育委員会と連携してというふうに答弁もございましたので、そういうふうに理解しております。
○江原大輔議長 佐藤議員に申し上げます。あくまでも今の答弁に関しましては、保健福祉委員会委員長としての御答弁で、委員会の答弁でございます。教育委員会は文教委員会の所管になりますので、委員会の部分に関しましては御配慮いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
以上で、佐藤征治郎議員の質疑は終了いたしました。

