会議:令和6年  6月 定例会 / 役職:保健福祉委員長 / 出典:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/saitama/SpMinuteView.html?council_id=994&schedule_id=2&minute_id=67&is_search=true

※保健福祉委員会の委員長報告(1年間の調査研究活動のまとめ)。委員長としての発言だが、視察結果・委員意見など実質的内容を含むため抽出。

令和6年6月5日 定例会(照喜納弘志保健福祉委員長 保健福祉委員会委員長報告)

調査研究テーマ「デジタル技術で楽しい子育て環境構築、子供政策DXの推進」の概要報告(松山市・西条市視察、委員意見)

◆照喜納弘志保健福祉委員長 保健福祉委員会の委員長報告を申し上げます。

本委員会では、付託された議案や請願の審査のほか、デジタル技術で楽しい子育て環境構築、子供政策DXの推進をテーマに、調査研究を行ってまいりました。以下、調査研究の概要について御報告申し上げます。

まず、昨年6月19日開催の委員会において、調査研究テーマを決定いたしました。

次に、10月18日には、子育て分野のDXの現状について、執行部から本市の取組状況等について報告を受けた後、質疑応答を行いました。

次に、先進事例の調査研究のため、11月6日から7日の2日間の日程で、松山市及び西条市への視察を実施し、それぞれの取組について調査してまいりました。

松山市では、病児保育のオンライン予約について、及び母子手帳アプリまつスクについて説明を受けた後、質疑応答を行いました。病児保育のオンライン予約は、利用者の利便性向上と、医療機関の事務負担の軽減を目的としており、予約システムの稼働後も、キャンセル漏れを防ぐための利用開始メールの配信、キャンセル待ちの上限の設定、利用申請時に症状が簡単に伝えられるボタンの設置など、より利用しやすくなるようにシステム改修し、市民の要望に応えているとのことでした。

次に、母子手帳アプリは、電子ならではの便利な機能を使って紙の母子手帳を補完しており、子供の予防接種の管理、身長と体重を入力すると自動的に身体発育曲線を表示する機能、子供の成長の記念日の記録、オンライン保健相談、母子保健事業の周知啓発のほか、歯科検診や妊婦健診の案内の配信などを行っており、利用者アンケートでは7割が肯定的な回答をしているとのことでした。

次に、西条市では、子育て応援サイトハピすくについて説明を受け、質疑応答を行いました。ハピすくはスマートフォンを活用することで、最新の情報をいつでもどこでも閲覧でき、子供の成長記録や予防接種の管理、子育て相談や情報交換ができる電子掲示板などのサービスを提供している事業です。毎年、利用者アンケートを実施し、その結果、一時保育の予約、離乳食スケジューラー、多言語表示、子育てサポート動画機能をこれまで順次追加してきており、一例として、利用者から子育て情報を動画で見たいとの声があり、市役所の保健師が作成したオリジナル動画の掲載を行ってきたとのことでした。

次に、12月8日には、子育て支援アプリの導入の方向性について、執行部から本市の取組状況等について報告を受けた後、質疑応答を行いました。

以上が、本委員会の調査研究の概要であります。限られた期間内での調査研究のため、さらなる検討を要する部分もございますが、本市の子供政策DXの取組を考える上で大いに参考になるものであり、本委員会としては一定の成果を得ることができたと考えております。

なお、調査研究活動を踏まえまして、委員からいただいた意見を述べさせていただきます。

本市では子育てに関わる窓口が複数の所管にまたがり、子供の成長に応じて手続も異なるので、手続や管理が煩雑と感じるが、統一のアプリを使い手続を一元化できると、申請者にとっても現場の労働生産性の向上の面でも、メリットが高いと考える。また、アプリに子供の一時預かり保育、医療機関、公園や図書館などの公共施設や、イベントなどの情報も分かりやすく付与できるとよいと考える。

病児保育のオンライン予約については、事前登録から利用までの手続をオンライン上で完了させる仕組みづくりが鍵であると感じた。本市としても早期に制度設計し、実施していただきたい事業と考える。

子育て世代にとって身近なスマートフォン等から、相談や情報収集、子供の成長記録などができることは、とても有意義であると思う。西条市での手作り動画は、パパ、ママヘの心の籠もった支援であると感じたなど、様々な意見がありました。

最後に、本調査研究に御協力を賜りました執行部の方々及び視察先や関係各位に感謝と御礼を申し上げ、委員長報告とさせていただきます。(拍手起こる)